接ぎ木

りんご屋

2010年02月28日 00:13

Tちゃんと弟:TOMちゃんの二人から続けて応援要請があり
少しの時間りんご苗木の「接ぎ木」作業の手伝いに。

野菜や果樹の苗とか木の根に違う種類の植物の「根っこ」がたくさん使われています。

 リンゴも「果実の品質安定」とか「木の安定成長」「病害虫耐性」
 などの理由でちがう根っこが付いています。
 二人の間に割り込んで「接ぎ木」作業開始です。

 4~50センチの長さに切った「台木」に縦に切り込みを入れ
 2~3個の芽を付けて切りそろえたリンゴの枝「穂木」を
 クサビ型に差し込みテープで巻きつけて固定します。

 「台木」と「穂木」の皮の部分「形成層」を合わせて
 「穂木」の乾燥防止にビニール袋をかけるか
 「メデールテープ」を巻いておけば
 リンゴの木はほとんど活着します。

 根っこの部分や根とリンゴの「穂木」の間に接ぎ木する
「中間台」の種類、マルバカイドウ、モーリング系、コーネルジュネバ系など沢山あるようですが
最近では「M9」などを利用しているものが多いようです。

マルバカイドウにリンゴを接ぐと30年で幹の直径4~50センチの大木になりますが
「台木」の選択次第で20~80%にまで木を小さく管理しやすくできるので
地味ですが大切な作業です。

根っこの部分の話だけに花のないネタでした。



あなたにおススメの記事
関連記事