2023年11月01日
ミツが入らない
11月、これから収穫するりんごにはミツの入る品種が多くあります。
「シナノホッペ」、全部収穫してカゴ数個分しかありません。
「黒千寿」拾い採りしました。
例年なら10月頃からミツが入り始めるのに・・無い。
連日日中は20度以上、Tシャツ姿で汗かいて収穫してたからなぁ~
気温が低下して生理障害で果実内に果糖のなりそこないが沈殿するのが「ミツ」です。
「ミツ」自体が甘い訳ではなく「ミツ入り」保証もしてないけれど
気温が下がらない事には入らなくて当然ではありますが・・
収穫適期に収穫しても「ミツ」にこだわる方からはクレーム来るんだろうなあ・・・
Posted by りんご屋 at 21:03│Comments(2)
│農家のはなし
この記事へのコメント
新着記事から失礼します。
気になってるんですが、
ミツと言いますが、そこが甘いという
認識はないんですが、あのミツはなんですか?
気になってるんですが、
ミツと言いますが、そこが甘いという
認識はないんですが、あのミツはなんですか?
Posted by 山猿 at 2023年11月02日 07:58
りんごが成熟すると果糖が果実内に蓄積されて甘くなります。
秋になり気温が低下すると植物の活動に支障をきたして果糖になれなかった成分が細胞の隙間に沈殿します。
気温低下による生理障害で、果糖のなり損ねが果実の中に溜まったものをミツといいます。
気温が下がればりんごが未熟なうちに溜まりはじめ、気温が高ければ完熟しても入りにくい甘みも味も増える事の無い「不純物」です。
お買い上げいただいたりんごの味に対してクレームをつけられる方はほとんどいませんが、いくら完熟して糖度が高くてもミツの量にクレームをつけられる方が毎年いらっしゃいます。
多くの方は種と一緒にミツのほとんどを切り取ってから食べると思いますが
ミツだけを基準にされるような方もおられるので気温が高くミツが入りにくい最近の気候には悩まされています。
秋になり気温が低下すると植物の活動に支障をきたして果糖になれなかった成分が細胞の隙間に沈殿します。
気温低下による生理障害で、果糖のなり損ねが果実の中に溜まったものをミツといいます。
気温が下がればりんごが未熟なうちに溜まりはじめ、気温が高ければ完熟しても入りにくい甘みも味も増える事の無い「不純物」です。
お買い上げいただいたりんごの味に対してクレームをつけられる方はほとんどいませんが、いくら完熟して糖度が高くてもミツの量にクレームをつけられる方が毎年いらっしゃいます。
多くの方は種と一緒にミツのほとんどを切り取ってから食べると思いますが
ミツだけを基準にされるような方もおられるので気温が高くミツが入りにくい最近の気候には悩まされています。
Posted by りんご屋 at 2023年12月15日 12:01
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